一人暮らしを始めてからずっと
部屋に極力ぬいぐるみを置かないようにしている。
理由は場所をとるから。あと処分に困るからだ。
けれど妹と暮らすようになってからひとつ、またひとつと
家の中にぬいぐるみが増えていくようになってしまい、
ついに昨日、妹が友人からもらったと言って
高さが50cmぐらいあるでっかいアルパカのぬいぐるみを持って帰ってきた。

うわ…迷惑…
正直そう思ってしまった。
こんなでっかいぬいぐるみ、部屋のどこに置いても邪魔になるし
部屋の雰囲気にも合わない。でも、かといって邪険に扱う事も出来ない。
生物の体をなしたものは私には気軽に捨てられないのだ。
だから買わないようにしてたのに。まったくなんてことしやがる。
とりあえずその日はアルパカをリビングに放置する事にした

夜中、遠巻きにリビングを見つめてみた。
正直私は引っ越しの際からこのリビングの作り込みにかなり力を入れていた。
ここはお客さんがたくさんくる所だから出来る限り見栄えは良くしておこう、
そう思ってセンスが無いなりにも考え抜いて家具の配置を決めたのだ。

だがその均衡のとれた空間に今、明らかに異質な物体がある。
でかいし首が長いせいで安定も悪いし目なんかまんまるでくりくりしてるし
耳もピョコっとしてて触りたくなるしほっぺもほんのりピンクに染まってるし
毛もモコモコして障り心地もいいし抱き心地なんか最高だし
もう、ほんとうに困ってしまう。

さっき、気がついたらアルパカを抱っこして寝ていた。
なんとなく、この子の居場所を見つけたような気がした。
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