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夜10時頃、隣の木造アパートから怒鳴り声が聞こえてきた。
窓からそっと覗いてみると101号室のおばさんと102号室のおじさんが言い争っている。
一体なにがあったのか、喧嘩の内容を知りたくて必死で耳を突き出していたが距離が遠くて聞こえない。
そのうちおじさんは自室に帰ってしまい、騒ぎは収束したかに思われたが、数分後
なんと警察がやってきた。どうやら101号室のおばさんが警察を呼んだらしい。
居てもたっても居られなくなった私は服を着替えて財布を持ち、いかにも
「今からコンビニに行きますよ〜」的な雰囲気を醸し出しながら警察の周りをうろうろしてみた。

耳に全神経を集中させておばさんと警察の話を盗み聞きした結果、どうやら
102号室のおじさんが101号室のおばさんに騒音の苦情を言いに乗り込んできたことが
騒動の発端になったらしい。
おじさんに事情を聞こうと警察が何度もおじさんの部屋をノックしたが、おじさんは
居留守を使っているのか寝てしまったのか、一度も外に出てくることはなかった。
警察も今の段階では話を聞く以上の措置は取れないということをおばさんに説明し、
帰って行った。

…この数十分間のくだりを盗み聞きするために私は家の周りを何度徘徊したんだろう。
自分の野次馬根性が恥ずかしくなった。自分の部屋に戻る途中、自分のアパートの
一階の人の部屋が網戸になっていて中が透けて見えた。ちらっと見ると
その人も隣のアパート側の窓に必死に耳をはり付けていた。

この人とは一度も喋ったことはないけれど、仲良くなれそうな気がした。
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