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近所のアパートに、いわゆるゴミ屋敷になっている部屋がある。
玄関の外には粗大ゴミがはみ出していて、窓は天井付近まで物で埋まっていている。
一体中はどうなっているのだろうか。そして一体どんな人が住んでいるのだろうか。
興味はあったがなんだか気味が悪いのであまり関わらないようにしてきた。

ある日、そのアパートの前に一台のトラックが止まった。車体には「清掃代行会社」と書いてある。
ついにあのゴミ屋敷にメスが入る日が来たのだ!
私は出かける予定を遅らせて、しばらくその様子を伺うことにした。
すると、中から信じられない量のゴミ袋が出るわ出るわで、もう目を離せない。
一体この小さな部屋のどこにこんな量のゴミを溜めていたのだろう。
そして一体この部屋の住人はどうやってすごしていたのだろう。
私が固唾を飲んで見守っていると、中から部屋の住人らしき人物が出てきた。

住人はなんと女の子だった。
しかもピンクの部屋着を着たちょっとかわいい感じの。
アパートも古いしゴミもかなりの劣化具合だったからてっきり住んているのは老人だと思っていた。
出かけるタイムリミットが来たので私は渋々その場を離れた。

家に帰ってくる頃には掃除はすっかり終わっていた。
玄関に溢れかえっていたごみは撤去され、物で埋まっていた窓からはちゃんと中の灯りが漏れている。
あの部屋で今頃あの女の子は快適に暮らせる開放感を感じているのだろうか。
悪臭や虫の被害なんかはなかったが、やっぱりたくさんのゴミが近くにあるというのは不愉快だった。
これを機にあの子が片付けの習慣をつけてくれるといいな…
そう思って自宅に戻った。

自宅のドアを開けると玄関には出がけに履こうか迷った靴がそこかしこに散乱していた。
ゴミ屋敷を見届けるためにギリギリまで家にいたので服は脱ぎ散らかしっぱなし、
食器も洗わずシンクに溜めっぱなしだった。
あんな大量にゴミを溜めてても1日でなんとかなるんだ。これぐらいかわいいもんだろ。
そう思ってその日はゴミ溜めの中で寝た。
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