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先日、特殊メイクアーティストの子と知り合いになった。
その子のポートフォリオを見せてもらったのだが、もうめちゃくちゃすごい。
巨大なワニの立体オブジェは本物のワニにしか見えないし、仏像等の彫刻作品も生きてるのかと
思うほどの瑞々しさがあった。
聞くと彼女は美術系の専門学校に2年間通っていて、そこで基礎的な技術を学んだそうだ。
私は美術大学に4年通ったが、こんなもの作る技術なんて全くないし、多分私の周りにも
これほどの技術を持っている子はいなかった。なんだか、美術大学の4年間ってなんだったんだろうと思う。

そんな彼女は現在幼稚園の先生をしている。
最初は特殊メイクの製作所に勤めていたが塗料の匂いや石膏の作業で手が荒れて続けることが
できなくなってしまったそうだ。それがなければ今でも仕事を続けられたんだけどね、と彼女は残念そうに言った。
私は生まれながらに不器用で、まともに円を描くことすらできない。美大生の頃は劣等感でいっぱいで
器用な子がもう羨ましくて羨ましくて、みんなの手先の器用さが喉から手が出るほど欲しかった。
だけどこんなに技術がある子でも道を諦めなければならない事情がある。
それを知って歯痒い気持ちになった。

家に帰って、クロッキー帳にワニの絵を描いてみた。
普段落書きなんて滅多にしないが、あのワニのオブジェが強烈すぎて頭から離れなくてしまったのだ。
だが、何度描いてもイキってるチンケなトカゲにしかならなかった。

私みたいなもんが絵を描く仕事をしていいのだろうかとトカゲを見ながら本気で思った。
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