上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
ご近所によく奇声をあげるおばさんがいる。
昼となく夜となく叫ぶので、引っ越した当初は怖くて怖くて極力関わらないようにしていたが
一ヶ月もすると叫び声にも慣れて、夜中に叫び声をきいても
「あら、あのおばさん今日は遅くまで起きてるのね」
ぐらいにしか思わなくなった。
しかし3年たった今、そもそもあのおばさんは一体何に対してそんなに怒って(?)いるのかと
疑問に思うようになり、比較的暖かい夜には闇にまぎれておばさんの住むアパートに近づいてみることにした。

数日間にわたる聞き取り調査の結果、おばさんはやはり何かに対してひどく怒っていて毎日3種類ぐらいの怒声を
ひたすら繰り返している。何に対して怒っているのかは、どれだけ聞き取ろうとしても結局分からなかった。
ここまで冷静に調査するとおばさんに対して恐怖もへったくれもなくなってくるから不思議だ。
私はさらに調査を続行した。

すると数日後、なんとおばさんの家に警察がやってきた。
ついに誰かがおばさんの奇声を通報したのかと思いきや、どうやら警察を呼んだのはおばさんのほうらしい。
おばさんは今までの怒り口調とは全く違った冷静な声で、警察に何かを説明していた。
何を話しているのかはよく聞き取れなかったが、それよりも私はおばさんがそんなに人と冷静に話せるという事実に
おもいのほかショックを受けた。私はまともに顔を合わせて人と話せないというのに…
自宅の窓からぼんやりその光景を見つめていると、帰り際の警察と目があった。
慌ててカーテン裏に隠れたが遅かった。警察の人は私の方をけげんそうな目で見つめていた。
よくよく考えればここまで他人の生活に聞き耳を立てて観察している私のほうがよっぽど異常だ。
もし警察に事情聴取をされたら私は言い逃れできない。

結果として警察が私の家に来ることはなかったが、今回の件で思い知った。
よそ様の家を他人が干渉してはいけない。
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。